へその緒の動脈1本が足りない単一臍帯動脈とは?抱える不安と原因について
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赤ちゃんを授かり嬉しい気持ちが大きい反面、妊婦さんは常に不安と隣り合わせです。
ちょっとしたことでも過剰に反応してしまったり、先生の表情や言葉の奥を深く探ってしまったり。
でも、愛する自分の子どものことなので当然ですよね。
私も2年前、妊婦検診で単一臍帯動脈と診断され、不安な気持ちでいっぱいでした。
もうすぐ2歳になる息子ですが、現在も元気いっぱいに育っています。
当時の様子について思い出しながら書きますので、ご参考になれば幸いです。
へその緒の動脈1本と診断された日
妊娠7ヶ月を迎えたころの検診で、いつもより長くお腹のエコーを見られました。
右に行っては戻り、左に行っては戻り。
同様に上へ行っては戻り、下へ行っては戻り。
前回まで何も問題無いと言われていたため、特に心配はしておりませんでした。
お腹のエコーを見ながら先生は言葉を発さず、表情を曇らせていました。
そして放たれた言葉が、
「単一臍帯動脈ですね」
でした。
以下、先生と私の会話です。
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はい?タンイツサイタイドウミャク?
本来なら2本あるはずの、へその緒の動脈が1本足りません。
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はあ・・・
あまりに突然のことで、頭が真っ白になりました。
分からない言葉を告げられ、どういう状況かも理解できませんでした。
詳しくご説明しますので、身支度を整えた後、こちらへお越しください
先生に優しくそう言われました。
先生の話によると、単一臍帯動脈の場合、主に心臓や腎臓(まれに他)に奇形がある可能性があるとのこと。
心臓の専門医が来る日に受診して、再度よく診てもらうことになりました。
後日、心臓の専門医にエコーで診てもらったところ、
「今はっきりと分かる疾患や、生まれてからすぐに手術が必要になるような疾患は見受けられません。」
とのことでした。
羊水の量も胎児の大きさも特に問題ないから心配はないでしょうとのこと。
動脈1本でも問題なく生まれて育つ子も多いと聞いたことでとても安心したのを覚えています。
単一臍帯動脈とは?
そもそも単一臍帯動脈とは何か?
臍帯とはへその緒の血管のことを指します。
通常、臍帯の中には2本の動脈と1本の静脈の計3本の太い血管が通っています。
ところが単一臍帯動脈は,本来2本ある臍帯動脈のうちの1本が欠けているという臍帯異常です。
臍帯血管における奇形の中で最も高頻度(全妊婦の0.3~1%に認められる)だそうです。
妊婦が100人いたら約1人いる割合ですね。
染色体異常や子宮内胎児発育遅延(IUGR)を伴うことが多い臍帯異常だそうです。
単一臍帯動脈はそれ自体に問題があるというよりは、染色体異常などから生じる症状の1つとして動脈が1本になっている場合があるそうです。その合併する先天異常により、胎児にいろいろな問題が生じる可能性があるため、色々と詳細な検査を必要としています。
ですが約73%の赤ちゃんにはほとんど問題はないとのことなので、先生の診断に委ねましょう。
単一臍帯動脈の原因は?
単一臍帯動脈の原因は先天的な循環系の異常ということで、これといった原因は分かっておりません。
もともと動脈が1本しか形成されなかったためか、2本あったものの1本が途中で萎縮してしまったためにそうなったのか、原因には2つの説があり、後者が有力とされています。
染色体異常が原因の一つであるとも言われております。
単一臍帯動脈で抱える不安
聞きなれない言葉で不安や恐怖を抱えておられると思います。
私も実際にそうでした。
そして妊娠中に風邪薬を飲んだことや、インフルエンザにかかったこと、日常生活で無理をしてしまったことなどを思い出し、自分を責めました。
先生にそのことを伝えると、そういう生活レベルでの話ではないから、お母さんのせいではありませんと言われました。
染色体異常は母体の動きに関係なく、既に受精の段階で決まるそうです。
なので、今ご自身を責めているお母さん。
それはやめてくださいね。
たくさん悩むし涙も流します。
ただ、あまりにもストレスを抱え込んでしまうと、そっちの方が悪影響を与えかねません。
そのため、事実は事実として受け止め、必要以上の心配はやめましょう。
どんな子どもであっても、お母さんは自分だけ。
子どもを守れるのも自分だけ。
何があってもこのお腹の子は私が守るんだ!と強く思い、私は出産まで過ごしました。
まとめ
妊娠中ってたくさんの検査があり、その度にびくびくしますよね。
出産後もそうでした。
うちの子は出産後に三日目にして、心臓に穴が空いている「心室中隔欠損症」との診断を受けましたがもうじき2歳を迎えます。
※心室中隔欠損症と診断された時の様子についてはコチラをお読みください。
普通の子と何ら変わりなくスクスク育っています。
この記事が、同じ悩みを抱えるお母さんに寄り添えるものであることを願います(^-^)
通りすがりに失礼いたします。
わたしも臍帯異常でした。
わたしの場合はエコーでは分からず、とにかく妊娠36週にしては胎児が小さすぎる、産道を通って出てこられない恐れがある。すぐに入院して点滴で様子を見ましょう。1週間で胎児に変化がなかったら帝王切開し外に出してあげて栄養を与えましょう。
と言うような感じでした。
結果点滴の効果なく1900グラムで産み、黄疸も強くアイマスクして治療の光を浴びてました。初めて抱っこしたのも最後18日目で、なんでこんなことになったんだろう…と自分を責めました。
心雑音もあり、心房中隔欠損症との診断でしたが幸いにも穴は小さく手術せず自然に塞がりました。
今でこそ小学3年になり大病せず元気に育ってくれています。
口も達者になり、イラッとさせられることも。
当時は不安で仕方がありませんでしたが、今は元気に育ってくれているのでまぁいっか!と気楽にすごしています(^ ^)
TAMAKIさんの記事を拝見し、ふと昔のことを思い出しついコメントをさせていただきました。
お子さまが健やかにお育ちになりますように…。
ここなつ。様
コメントをいただきありがとうございますm(__)m
出産後のここなつ様の心象を考えるだけで胸が痛みます。
自然に穴が塞がり、今ではお子様が無事に大きくなられていて本当に良かったです(^-^)
そして同時に励まされました。
私も数年後には、こんなこともあったな~と思えるようになりたいです!
こういうことがあって余計に、命の尊さや、命が生まれることの奇跡を深く感じます。
身近に同じ経験をされた方がおらず、何で自分だけ、、、と思うことも多いですが、こうしてコメントをいただけて本当に嬉しかったです!
ここなつ様のお子様も、この先もずっと元気いっぱいにお育ちになりますことをお祈りいたします!