退職代行会社を使って社員が辞めた!その時会社の反応は?

近年、退職代行会社というものが増えてきました。
代行会社に3~5万円を支払えば、自身に代わって退職代行の手続きを行ってもらえるというサービスです。
私自身、そのようなサービスがあることを知りませんでしたが、同じ会社に勤めていた社員が退職代行会社を利用して退職し、初めてその存在を知りました。
実際に、そのサービスを利用された側である会社側の反応についてお伝えしたいと思います。
退職代行会社を使用した社員が辞めるまでの流れ
私が勤めている会社は、土日祝日休みの会社です。
そしてある週初めの月曜日、事態は起こりました。
Nくんの代理を名乗る代行会社から電話が入ったのです。
内容はNくんの退職希望を伝える内容でした。
人事が連絡を受けた後、Nくんの机の中を調べたところ、会社のカードキーや社員証、保険証等の退職時に返却が必要な一式が全て揃えられており、私物は全て無くなっていたようです。
会社に残された者の考えでしか判断することはできませんが、恐らくNくんが退職代行会社に申し込んだ後に色々と指示を出され、その通りに従ったものだと考えられます。
用意周到っぷりから判断するには、計画は数週間~1ヵ月くらい前から行われていたのではないでしょうか。
そして少しずつ準備を始め、「いざ決戦!」と言わんばかりに実行をしたものだと思われます。
その証拠に、かなりの量の私物があったにも関わらず、小分けにして持ち帰ったのか、直前の金曜日までNくんが辞めるなどと思っていた社員はいなかったようです。
※ちなみにNくんは新卒でもなく、20代中盤の男性でした。
退職代行会社を使われた側の会社事例
私が勤務している会社は外資系企業ではあるものの、社風自体は緩く個人の働き方が割と尊重される会社ではあります。
他者への干渉も少なく、ある意味個人主義が強めの企業です。
Nくんの辞職を代行会社を通じて話があった際、人事とNくんの部署の上司のみにより判断がされました。
訴えようと思えば裁判沙汰にもできるようですが、結局痛手を負うのは会社も同じこと。
結果が変わらないのであれば、その労力・費用こそ無駄になるため、会社としては何もせず代行会社からの申告を受けました。
後日、その噂が広まった会社内では様々な言われようでした。
常識が無さすぎる。
社会人として終わってる。
ゆとり世代・さとり世代を超えた新人類現る。
などあざ笑う声が多数聞こえていました・・・。
中には、彼が所属していた部署ならば、そういう行動に出ても仕方がない と言うような彼を擁護する声も一部聞こえましたが、ほんの少数派でした。
退職代行会社ってどうなの?
退職代行会社を使うのって一体どうなのか?
うちの会社のように、何も揉めることなく辞められる場合もあります。
今後他の社員が同様の方法で辞めようとも、恐らく辞められることと思います。
会社としても、代行会社を使って退職を申し出るような人に莫大なお金や手続きを使用して引き留めるほどの熱意はありません。
それくらいなら新しい人を雇ってしまうほうがずっと早いですし、ストレスもありませんし。
では実際に辞めていく方の身はというと、一言で表すと「知ったこっちゃない」です。
当然、そのような手段で辞めるからには残っている人たちからは散々な言われようです。
だけど、それがどうした?
もう一生関わることのない人たちに何を言われようが、そんなの自分の人生に痛くもかゆくもありません。
さっさと気持ちを切り替えて、新しい仕事について頭を働かせたほうが何十倍も身のためになります。
「悪口を言われているんだろうな・・・」と不安がる必要はありません。
かなりの高確率で言われているので不安な気持ちになるだけ無駄です。
もう陰口を言われていることはわかりきった事実なので、そこに悩む時間自体が無駄です。
次に行きましょう!次へ!
退職代行会社のまとめ
退職代行会社は存在しますし、実際に退職までできるサービスであることは間違いありません。
ただもめ事になる場合もありますし、ならない場合もあります。
会社によるものが大きいと思います。
また、自分がいなくなった後の人の評判などを考えていても無駄です。
そこは悪い方向にしか働きません。
だったら、明るい未来の方向へ一歩でも近づくために、明日からの新しい自分のことを考える時間に充てたほうがずっと良いです。
以上、私が実際に退職代行会社を利用した退職者を目の当たりにしたレポでした。
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