胃カメラを経鼻・経口両方を実際にやってみた体験談をご紹介!
胃カメラってやったことありますか?
私の会社で行われる健康診断では、35歳を過ぎると勧められ、受診できる一覧に含まれます。
色々と話を聞くと、恐怖が増す話を聞くこともあれば、意外と簡単だという話も聞ける。
一体どちらが本当なの!?
いずれやらなければいけないのなら、いざ参らん!!
子どものためにも、少しでも長生きしたい!!
「案ずるより産むが易し」という言葉もある通り、受診を決意しました。
胃カメラを経鼻も経口もやってみた
胃カメラというと、全て口からカメラを入れるイメージですが、鼻から胃に通すカメラもあります。
鼻からカメラを入れる方法を「経鼻(けいび)」と呼び、口からカメラを入れる方法を「経口(けいこう)」と呼びます。
ちなみに私はバリウム検査はやったことがありません。
なぜ初めての胃の検査でバリウムにしなかったのか?
もしバリウムの検査で引っかかった場合、より詳細な胃カメラ検査が必要になります。
そうなるとバリウムをやる意味がなくなりますよね。
二度手間になるくらいなら、最初から胃カメラ検査をしてしまおう!ということで、初めてなのに胃カメラを選択しました。
世間では、胃カメラ受診者の80%の人が、経口より経鼻の方が楽だというデータがあるようです。
そのデータはいかに?
実際に胃カメラをやった体験談
経鼻と経口、両方の様子と感想を、嘘偽りなく書きますね。
経鼻胃カメラ検査
最初に経鼻を経験しました。
まず席に通されると、胃の中の泡を消す薬を飲みます。この薬は白い液体で、味も特に無いため問題なく飲み込めました。
続いて麻酔です。
私が受診する検診センターは、全身麻酔ができません。
よって、カメラを挿入する前に、鼻にシュシュッとスプレータイプの麻酔をかけます。
続いて喉に麻酔をかけます。
まず、この喉の麻酔が辛い!
液体を喉の奥に飲まずに溜めておきます。
飲み込んではいけません。
気持ち悪くなったら吐き出してください、とトレーとブザーを渡されました。
吐き出した時点でブザーで看護師さんを呼び出すとのこと。
吐き出した時間によっては、最初からやり直す場合もあるそうです。
この飲み込めない液体と、吐き出してはいけないプレッシャーの中、5分間を耐え抜きました。
普段はあっという間に過ぎる5分が、すごく長い5分に感じられました。
5分後、トレーを回収され、検査室に行きました。
ベッドの上に横になり顔の下にトレーが設置されました。
部屋の電気が消され、看護師さんに肩や背中を支えられ(抑えられ?)、鼻から胃カメラが挿入されます。
麻酔かけたハズなのに、ツンと痛い!!
プールの水中で鼻に水が入るあの感覚!!
「ぎゃー!」と頭の中がパニックになりながらも、カメラはスルスルと入っていきます。
鼻の中から喉を経由して食道に入る瞬間、
「オェッ!!」
初めての体験にただただパニックです。
カメラに映し出された画像を見てはいるものの、先生の説明が頭に入って来ず、ただ「早く終われ~」と念じることしかできませんでした。
もう頭の中は「鮎の串焼き」です。
私の頭にはこの映像が浮かんでいました。
鮎さん、いつも美味しくいただいている裏には、苦しい現実があるんだよね。
生命をいただいていることに感謝の思いを馳せた15分でした。
検査の間ですが、何度「オェッ」と言ったか分かりません。落ち着いたと思ったらまた「オェッ」となり、顔から出る水分は全部出たんじゃないかと思うほど、涙も鼻水もヨダレも全てトレーに出ました。
正確にはトレーからズレてこぼしてました。
「こんなに汚してごめんなさい。」
検査終了後、起き上がってすぐに先生と看護師さんに謝りました。
麻酔が残ってるので、言葉としてはきちんと発せられなかったと思います。
その後の看護師さんの言葉に救われました!
「皆さん一緒ですから大丈夫ですよ(^-^)」
まさに白衣の天使に見えました!!
なのでこれから胃カメラ受ける方!
大丈夫です。
顔から色々と出てしまいますが、みんな一緒です!!
恥ずかしがる必要はありません!
経口胃カメラ検査
経鼻胃カメラから一年後。
すっかり苦しさを忘れてしまい、経口胃カメラ検査に挑戦しました。
検査前の麻酔は鼻の麻酔がない分、手順が一つ少ないです。
まず胃の泡を消す液体を飲み、その後、5分間喉元に溜めておく麻酔をかけます。
そしていよいよ検査室へ。
口から喉にかけて、追加のスプレー麻酔が注入され、マウスピースを加えると胃カメラの登場です。
最初にカメラを見た時はギョッとしました。
経鼻の時よりはるかに太い!!
鼻カメラの1.5倍~2倍はありそうな太さ。
口から入った瞬間に「オェッ」。
始まった瞬間にギブアップを申し出たいくらいの辛さ。
心のどこかで実は期待してたんです。
もしかしたら私は、鼻カメラより胃カメラの方が楽な20%に入る人類だと・・・。
ところがなんの、やっぱり経口胃カメラの方が数段つらいです。
「オェッ」と言いすぎて、胃は空っぽのハズなのに、胃液が込み上げてきているのが分かりました。
「どんな感じかな~」と興味本位でやった己の甘さに後悔。
今回は「オェッ」と言わない時間はないくらいに、ずっと嗚咽をもらしてました。
あまりの抵抗ぶりに、カメラが食道に入らず、先生にカメラを呑みこむように言われる始末。
先生「大きな飴玉を呑み込むようにしてください」
私『大体、カメラを呑み込むってなんやねん( ゚Д゚)㌦ァ!!』
・・・と心で思いつつ言葉にも態度にも出せず、必死で呑み込みました。
また顔中のあらゆる水分を出し尽くし、検査は終了。
前回の反省から今回は全液体をトレーに入れることに成功!
成長も見られました。
検査後にもらった資料に書かれていたコメントが
「反射:強」
これ、平然とできる人を心底尊敬します。
以上、胃カメラの体験記でした。
おわりに
これから受ける人を怖がらせてしまったらごめんなさい。
あくまでも一個人の感想としてお受け取りください。
私としては噂通り、経口より経鼻の方が楽だと思いました。楽と言ってもキツいですが。。。
ただ一緒に受けた人で、鼻は耐えられると言う人もいれば、口からでも大丈夫だった人もいますので、個人差はかなりあります。
また鼻から胃カメラを希望していても、鼻の奥の穴が細いとカメラが通らないので、その場合は鼻に入れるカメラを喉から入れるケースもあるようです。
そうなるとカメラの太さが、かなり細くなりますので体への負担が軽くなります。
なので私は次回受ける時は、最初から、口から鼻用カメラを入れられないか、または全身麻酔をかけて検査してくれる病院で受診したいなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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